日本舌側矯正歯科学会で教育講演を行いました
11月23日に、第34回 日本舌側矯正歯科学会が名古屋で開催され、大会実行委員を務めている私は、大会の運営と教育講演を行ってきました。
本大会は裏側矯正(舌側矯正)専門の学会大会です。2019年に開催されて以降、コロナになってから対面での開催は久しぶりです。総勢464名の参加者で、盛会のまま特にトラブルもなく終わり、ホッとしています。大会会長や事務局長、その他の先生方のご尽力の賜物だと思います。
今回の教育講演で発表したテーマは「舌側矯正治療と口腔機能」です。矯正歯科治療、特に審美的に装置が目立たない舌側矯正は審美目的のみの治療と捉われがちですが、矯正歯科治療は口腔機能の改善に寄与できる素晴らしい医療です。
舌側矯正でも、表側矯正でも、マウスピース矯正でも、機能の改善という重要な治療ゴールを変えてはいけないと思います。「なんとなく並んだけどあまり噛めている感じがしない。」のでは、せっかく矯正治療を頑張ったのに残念だと思います。患者様には目先の手軽さ、安さに捉われず、ちゃんとした歯科医院で矯正歯科治療を受けていただきたいと思います。