矯正治療後の後戻りと親知らずの関係について 記事詳細│患者様のご希望に合わせ、舌側矯正(裏側矯正)などの目立たない矯正治療を行うフロンティア矯正歯科流山おおたかの森

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矯正治療後の後戻りと親知らずの関係について

矯正治療後の後戻りと親知らずの関係について

「親知らずがあると、前の歯を押すので前歯のガタガタが後戻りしてしまう」

こんな話をよく伺います。

特に患者様からも、結構たくさんの方々からこのようなことを伺いますので、親知らずがあると矯正の後戻りが起こってしまう話については、相当広く認知されているのだなぁと思います。

このテーマについて、5月に最新の論文が公開されました。

システマティック・レビューですので、かなり質の高い論文になります。

この論文によると「親知らずの有無と、下の前歯の後戻りとは、関連性はみられなかった」とのことです。

つまり結構な方々に認知されている親知らずと後戻りについては、実は関係が無かったということになります。

 

こちらの論文の内容をよく読んでみると、親知らずがある人も無い人も、一定の割合で後戻りは起こり、差は無いとのことです。

正しい情報の入手って、なかなか難しいですね。

ちなみに、論文はオープンアクセスですので以下のリンクから閲覧可能です(一般の方には難しいかもしれませんが)。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10217727/pdf/dentistry-11-00131.pdf

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