LCM矯正の末路 記事詳細│患者様のご希望に合わせ、舌側矯正(裏側矯正)などの目立たない矯正治療を行うフロンティア矯正歯科流山おおたかの森

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LCM矯正の末路

最近LCM(Low Cost Mousepiece)矯正の経営不振が世間を騒がせています。

最大手のスマイルダイレクト(本社アメリカ)が倒産しました。

 

LCM矯正の末路

また、手広くマウスピース矯正ビジネスを展開していた医院も今経営難だそうです。

LCM矯正の末路

LCM矯正とはその名の通り安いマウスピース矯正のことですが、安い代わりにほとんどの場合、歯の移動や期間に制限があったり、歯科医師を介さない製造業者直販だったりするものです。

LCM矯正はコロナ中に一時期流行しました。当時は外出制限などもある中で、歯科医院に通院する必要のない直販の矯正装置ということで何かと時流にマッチしていたのでしょう。某ク〇ネコヤマトも参入してくるほどでした。

しかしながら、矯正治療は長年慣れ親しんだかみ合わせを一旦「リセット」して新しく「建て直す」治療です。古い家を壊して、新しい家ができる前の基礎工事の段階で終了してしまうような安い矯正治療では患者様は満足できないのは当然です。

かみ合わせは元々困っていないから見た目を良くしたいと言う方に対しても、注意して治療しないと「前よりも嚙めなくなった」という悪い結果になることがあります。マウスピース矯正装置をお手軽なアイテムのように楽観的に考えてしまうと、数年後このような結果になるのでしょう。

アメリカ矯正歯科学会も以下のように注意喚起の声明を出して呼びかけています。

LCM矯正の末路

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